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介護の仕事を続ける上での心得

介護の仕事で活躍する際、心得として知っておいた方が良いのがメンタルケアの重要性だ。
これは、利用者そして自分自身に対しても当てはまる。
高齢者施設に入居する利用者の中には、思い通りに身体を動かせず、苛立ちや悲しさを感じている人もいる。
本当は自宅で暮らしたいのに、止む無く高齢者施設に入居することになった人もいるだろう。

自分の力で日常生活を送れないというのは、想像している以上に不快なことだ。
実際、介護されることに気を遣ってしまい、ストレスを感じてしまうケースもある。
そのため、介護をする立場として、そんな高齢者ならではの背景を理解した上で、メンタルケアを意識したサポートをすることが大事なのだ。
メンタルケアの1つとしておすすめなのが、話をじっくり聞くことだ。
一切否定をせず、ただ気持ちに共感するだけで、相手の感情は落ち着くものである。
もし、深い悲しみを抱えていた場合は、手や肩に触れるなどして軽いスキンシップを取ると、相手に安心感を与えることができる。
利用者の健やかな日常を支えたいのなら、相手の気持ちにしっかり寄り添った対応を考慮するようにしよう。

また介護士は、自分自身に対するメンタルケアも必要だ。
介護の仕事は、人対人のコミュニケーションが主になるため、特に精神的なエネルギーを消耗する。
理不尽なことを言われたり、嫌な態度を取られたりと、色々なトラブルが起きやすい。
そんな状況下で仕事を続けていくためには、自分自身を労ることが欠かせない。
こまめに気分転換をしたり、ご褒美を買ったりして、自分の機嫌を取ることが大事だ。
また、日頃から栄養ある食事と良質な睡眠を取り、体調を整えておくことも結果的にメンタルケアに繋がる。